東京大学医学部附属病院 胃食道・乳腺内分泌外科
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乳腺疾患の診療内容

当院の乳腺疾患(主に乳癌)の診療の特徴は、東大病院分院外科時代の“患者さんを初診時から生涯にわたってケアさせていただく”という精神を引き継ぎ、また乳癌診療の最先端の教育を受けた専門医の指導による優れた技術と知識で、心のこもった医療を提供することにあります。
2002年7月からの新体制下に、現在設備と規模の充実を図りつつあるため、今後世の中に新たな問題提起を行っていき、より良い乳癌診療が日本の(世界の)何処においても受けられるようにするための院内にとどまらぬ活動をしていくことをこれからの課題にしています。

1) 乳腺疾患の診断

乳癌の診断に欠かせないマンモグラフィーは、撮影を担当するのは現在6名全て女性技師で撮影技術を評価する精度管理中央委員会の定める施設認定基準も最高レベルです。マンモグラフィーや超音波診断にあたるスタッフもトップレベルの教育や認定、経験を持っており、細胞診・組織診断を行う病理部との密なる連携を図って、少ない侵襲で正確な診断を早く行うことを目指しています。

2) 乳腺疾患の外科治療

良性腫瘍や、小さな悪性腫瘍の一部は、外来手術室にて日帰り手術を行っています。

ほとんどの悪性腫瘍と大きな良性腫瘍は、入院して全身麻酔下に手術を行います。入院期間は、良性腫瘍の場合2−3日、乳癌の場合、手術前1−2日、手術後約1週間です。手術の後は、翌朝からお食事をとることができ、手術前と同じ生活に戻っていただきます。退院後は、すぐに家事や仕事の再開が可能ですが、慣れるまではマイペースでいきましょう。

大学病院である当院の患者さんは他の科での治療も行っている合併症をお持ちのケースや進行例で紹介されるケースが一般病院と比較すると多く、全身状態を考えて手術術式を選ばなくてはならないため、乳房温存術を選択される患者さんが全体の半分以下ですが、術前MRIやCT3次元再構築像などで評価の後、乳房温存が可能な患者さんには、積極的に縮小手術をお勧めし、術中迅速組織診断、術後標本の全割切片での断端評価を行って、放射線照射法や追加切除などの局所療法の適応を決めています。病巣の範囲が広く温存手術の適応ではない症例でも、希望されれば手術前に化学療法(薬による治療)を施行して病巣の縮小を試みます。

3) 乳房悪性腫瘍の薬物療法

抗癌剤やホルモン療法剤による薬物療法がよく効くのが、乳癌の特徴の一つです。また、手術だけで治ったと安心している人の中に思いがけない致命的な再発を経験することがあります。そのため、手術後多くの患者さんにこの薬物療法を受けていただき、再発の危険を防止するのです。薬物療法は、抗癌剤の場合、外来点滴治療室(テレビ付きのリクライニングチェアー、もしくはベッド)で、日帰り治療を数ヶ月間に何回か行います。ホルモン療法は、閉経後の患者さんの場合、飲み薬(アロマターゼ阻害剤もしくは偽女性ホルモン剤)5年間、閉経前の患者さんの場合、月経を一時的に止める注射を毎月1本合計2年間もしくはそれに偽女性ホルモンの飲み薬を組み合わせる治療法が用いられます。

4) 患者さんへの啓蒙

* 若年者患者会の活動支援
* 外来に乳癌患者さん向け情報提供のコーナー設置(本、雑誌、ビデオなど)
* 看護師による相談(外来化学療法室ナース、外科外来における緩和ケア認定ナース

甲状腺疾患の診療内容

甲状腺, 副甲状腺疾患は、乳腺・内分泌外科で診療されている。科長は胃食道外科の上西紀夫教授で、外来は手術部の三村芳和助教授、小川利久講師、金内 一助手、辻 英一助手、神森 眞助手が専門外来を診療している。また、入院と手術業務を小川講師以下、金内、辻、神森、倉林理恵助手と病棟主任、研修医、大学院生の寺田琴江医師の9名が担当している。診療担当医の内、外科学会専門医5名、外科学会認定医2名、内分泌外科学会評議員4名で高い専門性を誇っている。


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